過去のチュータのひとりごと

(2025/05/18)チュータのひとりごと 第796回(同窓生の学校訪問)

 過日、聖ドミニコ寮の前を歩いているご家族が目に入った。声をかけると、30期台の同窓生で、一家で母校の見学にいらしたとのことであった。
 同窓生が自分の思い出の場所である本校を訪ねてくれることは、学校としても、この上ないありがたいことである。せっかく一家そろって母校を訪問してくださったので、本部棟と中庭、そして1階の廊下をご案内しようと思い、校舎内に入っていただいた。
 円形の校舎、中庭を始め、素晴らしい環境にご家族から感心の声が上がった。小学5年生の男の子がいたので、ぜひ、本校を受験してほしいと伝えた。 
 昨年度までは男子のみであった寮生に、この4月から女子寮生が加わることになったこともあり、同窓生の皆様にお子様の本校入学を考えていただく機会が増えた。ご自分のご子息やご息女を本校に入学させたいと思ってくださることは、大変喜ばしいことである。
 話は変わるが、新校舎竣工までに卒業した同窓生は、あまりの学校の変化に驚いていた。
 それもそのはずで、記憶にある校舎はすべてなくなっている。残っているのは、県内屈指の蔵書数を誇る図書館だけである。今年度は、本校図書館で、全国図書館の大会を開催することが決まっている。
 この図書館に、新しい施設、文化会館ができた。この文化会館には、目を見張るような古生物の展示がなされており、新居浜にある愛媛県総合科学博物館と提携している。
 同窓生の記憶に残っていて現存するのは男子寮である。男子寮の聖トマス寮中学棟、高校棟、聖ドミニコ寮の外観は変わっていない。男子同窓生が3年間あるいは6年間過ごした寮は特に思い出深いものがあるようだ。青春を過ごした寮の部屋番号を覚えている同窓生もいる。
 今後も同窓生の訪問は続くと思うが、休日は機械警備になっているため、校舎内を見学できないことを付記しておきたい。

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