過去のチュータのひとりごと

(2025/07/06)チュータのひとりごと 第803回(地区別懇談会)

 今年度の地区別懇談会が始まった。
 わたしの最初の担当は中2の第7・8区であった。最近では、中2と高Ⅲの第7・8区の会に出席させてもらっている。この時期、本校の同窓会等への出席もあり、スケジュールを調整すると、現在のように2学年になる。
 6月7日(土)に中2の懇談会に出席した。わたしの役割は学校の「建学の精神」を保護者にお伝えすることである。
 いつものパターンで「われらの信条」の暗唱から入った。以前はパワーポイントを使って話をしていたが、パワーポイントでは自分の熱い思いを伝えるのが難しいと思い始め、今ではできるだけ、保護者の席に近いところから話をさせていただいている。
 「建学の精神」が話ごとに変わることがあってはならないという理由で、パターン通りに話すが、話すときはいつもフレッシュな気持ちで、気合を入れ、燃えていなければならないと考えている。今回も、「世界的教養人、愛と光の使徒」についての説明をし、本校が全人教育をベースに知性と徳性の二本柱を立てて進む学校だと述べた。この後、松下幸之助氏の「道」についての話をした。
 全体会と各クラスの会が終わり、懇親会が始まった。わたしは中2の個々の生徒のことをよくは知らないので、このような機会は大切だと考えている。
 テーブルの保護者の方と話をしている時に、ご息女が高Ⅲに在籍しているという話題になった。「また来週も先生にお会いします。」という言葉を受けて思ったことがある。また来週も同じ話をするのは申し訳ないと感じたのである。
 ただ、「建学の精神」を学年ごとに変えるわけにはいかない。そこで、「建学の精神」後の話の内容を変更することに決めた。いろいろ考えた末に、「チュータのひとりごと 第651回」で触れた、初代校長田中忠夫先生と北豫中学、第4代校長秋山好古先生との親交について語ることに決めた。
 お二人の共通点は、「イートン」「ハーロー」という英国のパブリックスクールを範としていることである。

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