過去のチュータのひとりごと

(2026/02/15)チュータのひとりごと 第824回(卒寮式挨拶(1))

 これまでにも「チュータのひとりごと」で何度か卒寮式について触れているが、今年度の卒寮式挨拶を2回に分けて掲載したい。

 高Ⅲ寮生の皆さん、卒寮おめでとうございます。3月の卒業式で式辞を述べることになっていますので、今日はインフォーマルな話にさせていただきます。
 「同じ釜の飯を食う。」 この言葉を皆さんの前で何度口にしたかわかりませんが、寮生活はこの言葉につきるとわたしは考えています。
 わたしも、昔、英語科教員そして寮の舎監として、22歳から26歳まで4年間、文字通り24時間、生徒と一緒に寮生活を送りました。寮生と一緒に、富士登山、ホテルニューオータニでのテーブルマナー、テアトル東京や中野サンプラザでの映画鑑賞、歌舞伎座での観劇、俳優、森繁久彌氏が経営していた佐島マリーナでのヨット体験、また、一方で、豚や羊の飼育、畑の開墾など、現在では到底考えられないような貴重な体験をしました。
 皆さんとの面談は1年前にさせていただきましたが、わたしの寮訪問の原動力は、この生徒とともに過ごした4年間の寮生活の体験です。
 皆さんが卒業して、本校に帰ってきたとき、まず高Ⅱ、高Ⅲの学級担任を訪問すると思います。そして、次に部活動の指導顧問のところへ向かいます。それでは、その次に皆さんはどこを訪問すると思いますか。
 すぐに思いつくと思うのですが、皆さんが訪問するのは寮舎監、寮母のところであります。
 そのように寮を訪問するのは、なぜでしょうか。
 寮には皆さんの思い出がいっぱい詰まっているからです。
 皆さんや皆さんの先輩が述べた寮の良いところ、良くないところを紹介しましょう。
○「一生付き合える友人ができた」、「将来の夢を語り合える友達がいる」、「人付き合いはよくなかったが、一番大切な友人ができた」「寮で洗濯をしてくれる人、食事を作ってくれる人、いろいろな人に対して感謝の心を持つようになった。」
○「親の苦労と有り難みが分かった」、「親と距離を置けたこと、家にいたらやばかった」
○「舎監さんとの出会いで自分が成長できた」
○「食べ物と人間の好き嫌いがなくなった」、「家の食事が無茶苦茶おいしいということが分かった」
などの数々の素晴らしい点について述べています。

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