過去のチュータのひとりごと

(2026/10/04)チュータのひとりごと 第846回(第63回文化祭(2))

 最近は、あらかじめパフォーマンスをビデオで撮影し、その映像を流す。映像が終わると同時に体育館の2階のドアが開き、階段を駆け足で下りて、舞台に向かう形になっている。
 大きな拍手と歓声の中を降りていきながら、生徒とハイタッチを交わすので、自分の気分もだんだん高揚してくる。ただ、気をつけなければならないことが一つある。それは階段を急いで降りていく途中で踏み外さないようにすることである。もちろんスポットライトが足元を照らしてくれているので、足を踏む外すことはまずないのであるが、もし、そこで躓いたら大爆笑になり、オープニングの雰囲気を台無しにしてしまうのではないかと気にかけている。
 オープニングを盛り上げる主役は生徒であるが、脇役である音響設備と照明設備を忘れてはならない。この音と明かりを生徒たちは見事に使いこなして会場全体の雰囲気を盛り上げている。
 文化祭実行委員のオープニングにかける意気込みは相当なもので、準備にかける熱量がこちらにも伝わってくる。特に高Ⅱ生の力の入れようには圧倒される。
 移動観覧席と放送設備との関係で、体育館に収容できる人数が制限されるため、毎年、中1生は文化会館でオープニングの様子をライブ配信で視聴することにしている。臨場感という点では物足りなさを感じるかもしれないが、迫力あるオープニングを楽しむことができる。
 文化祭の締めくくりはフィナーレである。体育館に集まって文化祭実行委員長から参加生徒に「ねぎらいの言葉」があり、のど自慢、ダンスバトルの優勝者によるパフォーマンス、そしてベストパート賞の発表と表彰、さらに、文化祭準備と当日の活動を紹介するビデオが披露される。フィナーレが最高に盛り上がる場面である。
 最後に文化祭実行委員長のお礼の言葉があり、閉幕する。やり切ったことに対する満足感から、どの実行委員の顔も輝いて見える。感動のあまり涙を流している生徒もいる。その姿を見て、周りの生徒もわたしももらい泣きをしてしまう。
 「教育とは卒業後の思い出なり」、「行事教育は感動の教育」であると常々述べているが、まさにこの言葉を実感する1日であった。

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