それまで連続して実施していた体育大会と文化祭を分離して開催した最初の年は,平成21年であった。熱中症対策と9月の開催時期に雨天になることが多いということで,体育大会を5月に実施することにした。今年でもう4年が経過したことになる。
この選択は特に熱中症対策に有効であったことから,正しかったと思っている。
天候については5月も雨天の心配はついてまわるが,分離後,2回目から今年の5回目まで連続して天気に恵まれている。
平成21年に初の5月実施とした体育大会は,開会式が始まると同時に雨が降り出し,結局,前年に続いて雨天決行となった。
2年連続で雨の中で実施したため,愛光学園の体育大会は雨天実施という噂が保護者の間に広がったと聞いている。
生徒たちは体育大会の雨天実施をよい思い出としてとらえてくれているが,やはり青空のもとで行うのが一番似合っている。
さて,体育大会と文化祭はそれぞれの実行委員がテーマを決める。わたしはこのテーマをいつも心待ちにしている。テーマに合った挨拶を考える楽しみがあるからだ。
今年の体育大会のテーマは「新歩(New Step)」,そして文化祭のテーマは何と「ViVid」であった。
今年のテーマは形容詞である。
ちなみに平成21年度以降の体育大会と文化祭のテーマを紹介してみよう。
体育大会:「revolution」・「more」・「爽」・「覚醒」・「新歩(New Step)」
文化祭:「華」「彩」「奏」「舞」「ViVid」
これを見て分かるように名詞が圧倒的に多い。実は昨年度の文化祭で,わたしは最初「舞う」と聞いたように思っていたのだが,どうやら聞き間違ったようで,結局「舞」であった。
そろそろ動詞が登場するのではないかと期待している。
ここで今年の文化祭の挨拶を紹介したい。
「開会の挨拶」
5月に開催した今年の体育大会のテーマが「新歩(New Step)」であったことは,まだ記憶に新しいことと思います。
5月末に文化祭実行委員長高Ⅱ生・大内智貴君と委員の皆さん全員が,勢いよく校長室に入ってきたので,わたしは最初何事かと少しビビリましたが,今年の文化祭のテーマが決まったという報告でした。テーマは「ViVid」です。文化祭実行委員長と各局長の表情には,やる気がみなぎっているという印象を受けました。
この文化祭で愛光生が「New Step」を踏み出し,vividに振る舞う姿を見せてほしいと希望を述べておきます。
これまでの固定概念をビリッと破り,決めるところはビシッと決めて,vivid にNew Stepを踏み出しましょう!