過去のチュータのひとりごと

(2014/05/25)チュータのひとりごと 第423回(ミュージカル「道後湯の里」)

 先日,東温市見奈良にある「坊ちゃん劇場」で,ミュージカル「道後湯の里」を観劇した。

 わたしは道後の歴史については全く知識がない。日本で最古の温泉として,有名であることくらいしか分かっていなかったのだが,このミュージカルを見て,伊佐庭如矢(いさにわゆきや)が道後発展のために情熱をもって,数々の改革に取り組んだことがよく理解できた。パンフレットの彼の紹介には次のように記されている。

 

 ―― 明治23年,伊佐庭如矢は初代道後湯の町町長に就任し,温泉の改築をはじめ,数々の改革に着手していきます。その改革は温泉を中心に,百年先を見据えた,今で言う「まちづくり構想」につながるような先見的な政策がうかがえます。

 数ある伊佐庭如矢の功績には大きく4つの偉業「松山城の公園化実現」「道後温泉本館の改築」「道後鉄道の開設」「道後公園(湯築城公園)の整備」があり,今の道後の礎を築いた人物です。――

 

 この伊佐庭如矢にスポットを当てて物語が展開するのであるが,彼の教え子(書生)の純愛等も描かれていて,感動する場面が様々に設定されており,脚本家のジェームス三木氏の力が大きいと感じた。

 

 大詰めの場面で,全員が声を合わせて歌う歌詞「あなたがいるから,素晴らしい人生」に涙が出てきた。

 

 本校の新人歓迎会でこの言葉を紹介し,お互いが「あなたがいるから,素晴らしい人生」と思えるような職場環境が整うと良いのではないかという思いを伝えた。

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKO educational institution