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(2014/11/09)チュータのひとりごと 第439回(第28回四国地区私学教育研修会)

 10月23日(木),24日(金)の両日,聖カタリナ女子高等学校を会場に四国地区私学教育研修会を開催した。

 約300名の参加者が,学校経営管理部会,教育課程部会,生徒指導部会,進路指導部会,国語部会,数学部会,英語部会の7つの部会に分かれ,あらかじめ用意されていた議題について熱心に討論を重ねた。

 わたしは愛媛県私立中学高等学校連合会会長として,開会式で挨拶を述べたので,以下に紹介する。

挨拶

 皆様,おはようございます。

 第28回四国地区私学教育研修会の開催にあたり,ご挨拶申し上げます。

 

 会場の皆様,ようこそ松山へ。

 「春や昔15万石の城下かな」と松山を詠んだ句

 「初汐や松に浪こす四十島」と小説「坊っちゃん」に登場するターナー島(実名・四十島)を詠んだ句

 いずれも愛媛が生んだ正岡子規の俳句です。

 俳句の街,文学の街,出湯の街,松山へようこそ。

 

 また本日はお忙しいところ,愛媛県総務部長・三好伊佐夫様,松山市副市長・西泉彰雄様,そして,日本私学研究所所長・中川武夫様にご臨席いただきました。誠に有り難うございます。

 日頃より,私立学校教育の振興につきまして,ご理解,ご協力をいただいております。この場をおかりしまして心よりのお礼を申し上げます。

 

 「時代を拓く人材の育成をめざして」~坂の上の雲の街から私学教育の時代を創る~という研修目標を掲げ,第28回四国地区私学教育研修会愛媛大会を実施いたします。

 

 わたくしたち四国四県の私学は,「四国は一つ」,そして「私学は一つ」,「教育は私学から」の理念と誇りを持ち,各校独自の建学の精神を堅持しつつ,「親と子と先生」の三位一体の教育を実践し,日々学校づくりに励んでいます。

 そして,社会や時代の要請に応え,アインシュタインの名言,「We exist for our fellow-men.」(人間は他人のために存在する)という言葉通り,世のため人のために役立つ人材を,学問の分野,スポーツの分野,さらには,文芸の分野で輩出してきました。今後も四国四県の私学への期待に応えるべく,我々は常にチェインジとチャレンジ,変革と挑戦を重ねてまいりましょう。

 

 わたくしたちは生徒の学習指導や生活指導に明け暮れる中で,自分の学校は何のために設立され,どのような生徒を育てようとしているのかという根本的な目標を忘れてはいないかということを,常に心に留めておかねばなりません。

 そして四国の教育の発展のために,さらには,日本の教育の,そして,世界の教育の発展のために努力し続け,保護者が子供達を安心して託すことの出来る私立中学・高等学校であり続けなければなりません。

 そのための二日間の研修であると申し上げて,挨拶とさせていただきます。

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