中3寮生と高Ⅱ寮生の寮内校長面談が終了した。
校長に就任してから毎年,2学年,合計約150名の面談を1年間かけて行うことにしている。
当初は中1生と高Ⅱ生の面談を行っていたが,2年前から中1をやめ,学校生活や寮生活に慣れてくる中3に切り替え,進路が決まる高Ⅱ生の面談はそのまま続けることにした。
すべての面談を寮で実施するため,毎週2回,夜の学習時間帯に個室を訪問し,部屋のベッドの上に座って生徒と話を交わす。
もちろん集団学習の場合は面談室を使用することにしている。
この面談の時には,寮食をいただくことにしているので,寮の食事が全般的にどうかということは,ある程度分かっているつもりである。
面談は質問することを決めておいて,生徒の答えをメモしながら,いろいろ枝葉を伸ばしていく形式をとっている。
15分程度の面談であるが,心を遣っていることはただ一つ,いかにして,生徒たちを励ます的確な言葉を発することができるかということである。
最近では,年齢のせいか,4人の面談が終わるころになると,励ましの良い言葉が出なくなってしまうので,毎回,4人で面談を終了する。
不思議なことであるが,的確な言葉が発せられたときには,生徒の表情が変わる。
面談をしていて,これが最高の充実感を味わう瞬間である。
中3と高Ⅱでは質問の内容が異なる。
中3では成績のこともあるが,学校生活,寮生活の充実度を聞き,将来の志望などにも話を向ける。
高Ⅱではやはり大学入試が話題となる。
来年度も学級担任の手助けとなるよう,中3と高Ⅱ寮生の面談を継続したい。