今年度は本校に新しく2名の方をお迎えし,先日,新人歓迎会が行われた。
まず,理事長の挨拶があり,校長挨拶が続く。
校長挨拶の一部を紹介したい。
――ようこそ,愛光学園へ。
お二人に前もってこんな質問をしてみました。
「愛光学園を一言で言うと,どのような表現になりますか。」
お一人は「勤勉」,もうお一人は「at home」とお答えになりました。
これが愛光学園という職場の雰囲気をストレートに表す言葉だと思うと,大変うれしく思います。
さて,生徒指導について,特に若い先生方にアドバイスをしたいと思います。――
ここで,「致知」に連載されている「日本の教育を取り戻す」の中で,占部賢志氏が熊本市の名校長の言葉として「情を治める」という言葉を紹介していたので,この言葉を先生方に紹介した。
「生徒指導は生徒の喜怒哀楽を情をもって治めることではないか。」という言葉である。――
わたしは,若いころは,この逆を行っていたという言葉も付け加えた。
具体的な指導方法にいくつか触れて,最後にもう一度,「生徒指導は生徒の喜怒哀楽の情を治めること」と述べて,話を締めくくった。
歓迎会のメインは,何と言っても,新人紹介である。
歓迎会を含め,このような会の幹事は部署別に順番に回ってくる。中でも,司会の担当になると緊張する。もちろん,新人の二人が緊張しているのは言うまでもない。
それでも,新人のしっかりした受け答え,司会の質問の工夫や,発声の歯切れの良さも相まって,スムーズに進んで聞きやすかった。
出し物も披露され,会はなごやかに進行した。
途中で,教員から突発的な質問が出たりと,予定通りに進まないところもあり,それがおもしろい。
授業においても,教案通り進まないところに面白味が増すことを考えると,相通じるものがあるという思いが心の中に浮かんだ。