愛光学園

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チュータ日誌

2011年3月アーカイブ

春休みの引っ越し作業

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以前にも紹介しましたが、春休み中は校内各所で引っ越し作業が行われています。

春休みの工事

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春休み中は校内各所で工事や引っ越し作業が行われています。

中3修了式

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終業式の日に行われた、中3修了式の様子を紹介します。

離任式・終業式

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本日は学年末考査最終日で、離任式・終業式・中3修了式が行われました。

学年末考査もあと少し

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学年末考査4日目です。

 

試験の日の午後

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 学年末考査もなかば、3日目です。

学年末考査(2日目:中1d)

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この度の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

次に「われらの信条」を建学の精神として持つ愛光学園を天才の出る風土という観点から述べてみたいと思います。

『国家の品格』の著者,藤原正彦(ふじわらまさひこ)氏は,天才の生まれる風土として,

第1条件 美の存在

第2条件 (ひざまず)く心

第3条件 精神性を尊ぶ風土 

この三つの条件が必要だと述べています。

第1の条件の「美の存在」について,

愛光学園は東に松山市によってみごとに整備された総合公園,さらにその東に名城名高い松山城,西には忽那七島の浮かぶ瀬戸内海,北には四国霊峰石鎚の山と,まさしく自然美あふれる中に位置しています。

第2の条件の「(ひざまず)く心」においては,

皆さんは,カトリック聖ドミニコ修道会の神父様から教えを受け,聖堂で(こうべ)を垂れ,祈りの大切さを学び,「われらの信条」という建学の精神に(ひざまず)く姿勢を堅持しています。

そして,第3の条件,「精神性を尊ぶ風土」について,藤原氏は,「役に立たないことをも尊ぶという風土で,文学,芸術,宗教など,直接に役に立たないことをも重んじる。金銭や世俗的なものを低く見る。そういう風土です。」と述べています。

これぞ,われらが目指す「世界的教養人」の理想の姿ではないかと思うのです。

さきほど述べた,「人を助けることによって自らが助かる。」という利他的行為も金銭や世俗的なものを低く見るという点で,第3の条件の重要な要素です。

だから,皆さんが,天才の出る風土の中で6年間,あるいは3年間を過ごした愛光学園こそ天才を育む最高の条件の学校だということになるのではないでしょうか。

つまり,この53期生の中から,「坂の上の雲」に登場する俳句の天才,正岡子規そして,秋山好古,秋山真之兄弟のような人物が生まれることは必然なのです。ただ,そこには神様のほうが,「あれだけ努力している人間を放ってはおけない。」と思うところまで,努力を積み重ねることが大切であるということを忘れてはなりません。

謙虚な気持ちになり,私心のない無私の精神で新たなるチャレンジに向かうという姿勢が素晴らしい未来の天才を作り上げていくのだとわたくしは信じています。人生はそのようなチャレンジの連続であり,そのチャレンジを楽しむために人生があるのではないかと申し上げて,卒業生の皆様への(はなむけ)の言葉といたします。

最後に,高い所から誠に失礼とは存じますが,ご父母の皆様方に一言ご挨拶を申し上げます。

六年前,あるいは三年前,大きな期待と希望を持って,大事なご子息・ご息女を学園に託して頂きました。特に寮生のご父母におかれましては,入寮時に,「本当に寮に入れてよいのだろうか。もっと手元において教育すべきではないか。子供を手放した直後,床についたときに,涙が出てとまらなかった。」と悩まれ,本校にご子息を送っていただくにあたり,大きな決断を迫られたご父母が多かったことと思います。

自宅生,寮生を問わず,本校に入学をご決断いただいたすべての皆さまのご希望に添った教育を十分になしえたのかということにつきましては,今となれば反省点も多々ありますが,学年部の教員を中心に精いっぱい努力したつもりであります。卒業生の皆さんには,それぞれの高い目標と夢の実現に向かって,この後も神様から後押しをしてもらえるような努力を続けてほしいと願っています。

本日をもって皆様とお別れすることは寂しい限りでございますが,どうぞご子息・ご息女の卒業後も,末長く学園の将来を見守り,ご指導いただけますよう心よりお願い申し上げます。

 それでは53期の皆さん,お別れです。愛光学園の卒業生として,聖ドミニコの理想,深い知性に裏づけされた信念と,清い人生観より生まれる高潔な徳性を兼ね備えた愛と光の使徒として世界に羽ばたいてくれることを期待し,それぞれの道での健闘と幸福を心よりお祈りいたします。

 

平成22年度の「チュータのひとりごと」は今回で終了です。

来年度23年度は4月10日()にスタートします。

高山先生の授業

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 この度の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

関東以北から来ている寮生の自宅とはすべて連絡がとれました。

 

中3LHR

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今日で今学期(今年度)の授業が終わりました。

放課後の風景

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放課後に校内を歩いてみました。

理科2の実験(中3)

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昨日、お伝えしました募金活動が今朝も行われました。

2日間の募金で28739円集まりました。

ご協力ありがとうございました。

ニュージーランド地震募金

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 まだまだ寒いですが、日差しに春の気配も感じられます。

父母の会全体委員会+放課後の質問

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先週の土曜日に「父母の会全体委員会」が行われました。

はじめの挨拶 ――

 53期生は,本学園が男女共学化4年目の中1生として入学した,男女共学第4期生であります。あれから6年間,あるいは途中高校で入学した皆さんは3年間,学園の期待を担い,安藤学年主任を中心とする高3学年部の指導のもと,立派に育ってくれました。皆さんが積み重ねてきた努力に対して,心より「卒業おめでとう。良く頑張りました。」と申し上げます。

この言葉と気持ち以上に付け加えるべきことはないのですが,皆さんの新しい人生の門出を祝う記念の日でありますので,日頃感じることを述べ,皆さんを送る激励の言葉にしたいと思います。

在学中に何度も愛光学園の二つの使命について触れましたが,高校生活最後の式となるこの機会に,もう一度触れておきましょう。

愛光学園の第1の使命は

高い知的レベルの教育を授けて社会の要望に応えること

第2の使命は

高い道義的理念を掲げて日本と世界に光を与えること

です。この使命を達成するために,「世界的教養人」としての深い知性と高い徳性を備えた聖ドミニコの理想とする「愛と光の使徒」を育成すること,これが本校不易の建学の精神であります。

知性の面では6年間,あるいは3年間,皆さんの一人ひとりが自ら学ぶ姿勢を堅持しつつ,各教科の先生方にしっかりと鍛えてもらったことと思います。

また,徳性の面でも,神父様や学級担任,そして教科担当の先生方の教えを受け, さらには,ご父母をはじめとするご家族のよき導きによって磨かれてきたことと思います。

わたくしも,皆さんの中学1年次に,週に1時限ではありましたが,英語2を担当し,キーボードを用いてリズムで学ぶ英語を中心に学問の基礎の手ほどきをし,皆さんの知性の一端を磨かせていただいたことが,つい昨日のように思い出されます。

徳性を磨くという点でも,始業式や終業式,さらには入学式,卒業式等で様々な話を伝えてまいりました。高校生活最後のこの機会に,世の中に出ると人から教わる機会がめったにない,「人を助ける,人様の役に立つ」ということについて話をしてみたいと思います。

後世の人々から敬愛される賢人や偉人が最終的にたどり着く悟りは,聖カタリナの「Charity for Your Neighbors」,そしてアインシュタインの「We exist for our fellow-men.」という言葉に代表されるように,「人間が他人との関係において存在している。」,つまり武者小路実篤氏も「人類に対する吾人は人体に於ける細胞のようなものではないだろうか。」と述べておりますが,人は類として存在しているという悟りであるとわたしは考えています。

具体的な例を挙げると,たとえば,電車の中で席を譲るという行為は,小さな利他的行為であります。席を譲られた人が喜ぶ姿を見て,譲った人も共に喜んでいる。周りにいる人たちも,その光景を見てさわやかな気持ちになる。

席を譲られた人は,おそらく,次にまったく違う形で人の役に立とうという考えに至るでしょうし,席を譲った人は利他的な行為を積み重ねているうちに,次第に自分の心が入れ替わってくることに気づくことでしょう。周りにいた人たちも,その光景を見てさわやかな気持ちになることで,次には自分もちょっとした勇気と努力によって利他的行為をしてみようという気持ちになるのです。

このようにして,席を譲るといった小さな親切が引き起こす波紋は,たとえ小さくとも,間違いなく世の中に拡がっていくのです。

今年の1月9日の朝日新聞の1面に紹介された「大雪ぬくもり国道」の記事に,鳥取県琴浦町(ことうらちょう)の住人が,雪で立ち往生している車列を見て,自宅のトイレを使ってもらおうと案内板を立てかけ,さらには,自宅にあった1俵半の米を全部たいておにぎりをつくり,配ってまわったと書かれていましたが,このような行為が人の心を揺さぶり,世の中にさらなる利他的行為を呼び込むのだと思います。

それでは人間はなぜ利他的行為をするのかということですが,昨年10月の朝日新聞に,「チンパンジーは見返りがなくても,相手が要求すれば手助けすることを,京都大ティームが実験で明らかにした。」という記事が載っていました。その記事によると,「人のように自発的に相手を助けることはまれだった。人の自発的に手助けをする行動は,チンパンジーの相手の要求に応えるこうした行動から進化したのではないかとティームはみている。」と解説されていました。

わたしの見解は少し異なっていて,人間は誕生以来,脈々たるDNAの流れの中で,もともと人を助けることに生きがいを感じ,しかも,人を助けることによって自らが助かっていくように創造されているのだと考えています。

「人を助けることによって自らが助かる。」という言葉がありますが,これはよく考えてみると,自分が助かりたいと思えば,人を助けさせてもらう以外に道がないのだということをわれわれに教えてくれているのではないかと思うのです。

もちろん,席を譲るなどの小さな親切を始めとする利他的行為を行うときに見返りを期待している人はまずいないでしょう。人間はもともと,人を助けることに生きがいを感じるように創造されているからです。しかし,見返りを期待することのないGive & Give の誠の心を持つすべての人が,実はその利他的行為によって,自らが助かっているのだということも認識する必要があります。利他的行為の積み重ねは,人の心を入れ替え,徳分のある人,つまり「われらの信条」で言う,高い徳性を磨く学徒となることにつながるのです。結果として,誠真実の心でもって利他的行為を行う人が助かっていくように,人間の世界は仕組まれているのであります。つまり,人生では人を助ければ自らが助かるようになっている。またそうすれば,自らが助かるだけではなく,周りの人に利他的行為を促していくことにもつながっていくのではないでしょうか。このことを理解できれば,人間の世の中が助け合いの世の中になっていることに,改めて気付くはずです。

皆さんが今後,社会に出て,順風満帆に人生を歩んでいると思えるときには,それほど気にする必要はないのかも知れませんが,人生には必ず苦労,艱難に遭遇することがあります。そのときに,「人を助けることによって自らが助かる。」という言葉をヒントにして,苦労,艱難に立ち向かってほしいと願っています。

初代校長田中忠夫先生は,「われらの信条」の中で,「高貴なる普遍的教養を体得して,世界に愛と光を増し加えんこと,これがわれらの願いである。」と述べています。この,世界に愛と光を増し加えるという行為こそ,利他の精神そのものではないかと思うのです。そして愛と光を増し加えるという行為が,日本と世界の人々を救うだけでなく,自らを救うことにつながるのだということをしっかりと認識して,世の中で活躍していただけることを期待してやみません。

 

加藤陽子先生講演

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 先週2月23日(水)、高Ⅱ生は、これまで総合学習で読んできた『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の著者、加藤陽子先生のお話を聞きました。

ロボコン部

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明日、学年末考査の時間割が発表となります。

卒業式から2日たちました

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一昨日の卒業式の様子はすでに紹介しましたが・・・

柔道(高Ⅰ)

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雨が降ったり、日差しが入ったり、今日は変な天気です。

第53回愛光高校卒業式

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 本日午後、愛光高校の卒業式が行なわれました。


2013年1月

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